臨床工学技士です。透析技術認定士を受験しようか悩んでます。難易度はどのくらいなんだろう?どのくらい勉強したら良いのか知りたい。おすすめの勉強法も教えてほしいなぁ。
こんな疑問を解決します。
まず、この記事の結論です。
- 学習時間は最低3ヶ月
- 血液浄化療法ハンドブック・講習会(eラーニング)を徹底的に行う
- 問題集を解く
- 透析技術認定士試験とは
- 職場内の取得者に聞いたオススメの勉強方法
- 臨床工学技士として、総合病院(透析室)に勤務中。
- 職場内に透析技術認定士の取得者が多い。
この記事を書いている僕は、社会人3年目の臨床工学技士です。
今回は、『【最新版】透析技術認定士の勉強方法&オススメ過去問題集』というテーマで、解説していきます。
私自身、透析技術認定士の資格は持っておりません!(今後受験しようと考えてます。)
ですが、職場内に多く(10数名)の透析技術認定士が在籍しているので、試験情報について教えてもらいました。
合格したスタッフから言われるのが、「透析で働くなら取得しといて、損はないんじゃない?」です。
この記事では、透析技術認定士試験の難易度から合格率、試験に合格するための勉強方法まで、解説していきたいと思います。
前置きはさておきですね。
では、いきましょう( ゚д゚)
透析技術認定士試験とは
透析技術認定士試験とは、下記の機関が主催しています。
公益者団法人 医療機器センターが主催している試験です。
※臨床工学技士国家試験の指定試験機関や3学会合同呼吸療法認定士試験などを主催している機関です。
受験資格
受験資格は下記の通りです。
a )臨床工学技士:経験2年以上(勤務は常勤とし、アルバイト等は認められない。)
b )看護師:経験2年以上
c )准看護師:高卒 経験3年以上、中卒 経験4年以上
+
認定講習会(e-ラーニング)を受講した者(過去5年以内に認定講習会を受講済みの方は免除)
基本的には、常勤で2年以上働き、認定講習会(e-ラーニング)を終了すると、受験できます。
試験日程
試験日程は下記の通りです。※2024年の試験は終了しました!!
>>2025年の試験概要を見る
\\2025年の試験詳細はコチラ💁//
- 試験日:5月中旬~6月上旬の日曜日 (令和7年3月頃に決定予定)
- 会場:東京都内予定
- 定員:810名
- 受験申し込み期間:9月〜10月末 令和6年9月11日(水)~10月28日(月)17:00
- eラーニング受講期間:3月中 令和7年3月3日(月)~3月31日(月)
- eラーニング受講料:36,000円
- 受験料:10,000円
詳しくは、コチラからご確認ください
>>2025年の試験概要を見る
まずは、受験の申し込み(eラーニング申し込みも合わせて)を行いましょう!!おおよそ、毎年9月から申し込みが開始されます。
定期的に医療機器センターHPを確認しましょう!
>>コチラから確認できます
合格率
過去10年分の合格率は下記の通りです。
第35回:70.9%
第36回:73.6%
第37回:66.6%
第38回:71.3%
第39回:70.6%
第40回:70.4%
第41回:71.6%
第42回:70.2%
第43回:69.7%
第44回:68.3%
毎年おおよそ70%前後です。そんなに合格率は低くないですね。
出題範囲
出題範囲は下記の通りです。
1. 透析の歴史
2. 透析技術認定士の現況と役割
3.血液浄化療法の工学的基礎知識
4. 血液透析機器・装置
5. 安全対策
6. 透析室の感染対策
7. 血液浄化療法の基礎と技術
8. 腎不全の病態と症状
9. 急性血液浄化療法
10. 慢性透析療法
11. 小児透析
12. 長期透析に伴う合併症
13. 薬物療法と食事療法
14. 腎移植
15.腎不全患者の心理的ケア
16. 透析療法における倫理的問題
17.透析患者への看護
18. 血液浄化療法の現況
19. 透析と医療経済
試験の問題の多くは『血液浄化療法ハンドブック
』や講習会(eラーニング)から出題されます!
補足:血液浄化療法ハンドブックは郵送で送られますが、手元に届くのは試験4ヶ月前です。早めに、学習を始めたいという方は、中古品を購入することをオススメします。
>>安く中古品をゲットするならコチラ
出題形式
出題形式は下記の通りです。
- 試験問題数:100問
- 試験時間:2時間半
- 試験実施方法:マークシート方式(複数選択あり)
元々、午前・午後に分かれており各70問の合計140問の問題数だったそうです。コロナの影響で変更になったそうです。
試験問題は、試験後に回収されるため、過去問はありません。
ですが、予想問題集は販売されてます!!
\\オススメ問題集はコチラです//
以上が、簡単な透析技術認定士の試験概要になります。
職場内の取得者に聞いたオススメの勉強方法
私が、職場内の透析技術認定士取得者に聞いた勉強法は、下記の通りです。
- 学習時間は最低3ヶ月
- 血液浄化療法ハンドブック・講習会(eラーニング)を徹底的に行う
- 問題集を解く
それぞれ、順に解説していきます。
学習時間は最低3ヶ月
結論、取得した方の多くは3ヶ月程度、勉強をしたと言っていました。
もちろん、中には1ヶ月程度の勉強時間、半年以上の勉強時間で合格した方もいました。
ですので、最低3ヶ月くらい勉強するのが、良いのではないかと考えています。
毎日1〜2、3時間程度、勉強するのが良いと思います。
血液浄化療法ハンドブック・講習会(eラーニング)を徹底的に行う
試験範囲の多くは、『血液浄化療法ハンドブック』や講習会(eラーニング)から出題されます!
ですので、この2つを理解・暗記することで、合格が狙えます。
eラーニングを視聴し、その分野の周辺知識を『血液浄化療法ハンドブック』で学習するのが、効率が良いです。
また、周辺知識の学習は、とても重要です。なんせ、『血液浄化療法ハンドブック』は400ページ以上あります。
隙間時間をうまく、活用しましょう!!!
ですが、『血液浄化療法ハンドブック』全ての内容を覚えるのは中々難しいです。
そこでオススメが、透析技術認定士の問題集を解くことです!!
透析技術認定士のおすすめ過去問題集
透析技術認定士では、試験問題は試験後に回収されるため、過去問はありません。
ですが、各出版社から、予想問題集なるものが販売されています。
オススメの問題集はコチラです!
透析技術認定士過去問題集(アステッキ)
アステッキさんが出版する予想問題集です。検定試験の出題形式に準じた想定問題が掲載されており、試験の傾向や試験形式に慣れるためには必須です。
結論、コチラの問題集が1番オススメです!!
透析技術認定士過去問題集(基礎編)
透析技術認定士過去問題集(応用編)
析技術認定士過去問題集2冊セット(基礎編+応用編)
上記の通り、試験を受ける前には、絶対解いておくべき問題集だと思います。
アプリで学習できるのも、良いですね!!
コチラを活用し、合格目指して頑張っていきましょう!!!
まとめ
今回は、『【最新版】透析技術認定士の勉強方法&オススメ過去問題集』というテーマで、解説していきました。
合格する勉強方法は下記の通りです。
- 学習時間は最低3ヶ月
- 血液浄化療法ハンドブック・講習会(eラーニング)を徹底的に行う
- 問題集を解く
\\オススメ問題集はコチラです//
臨床工学技士として働く中で、透析業務は避けては通れない重要な業務だと思います。
「もっと、透析の技術を学びたい」「最近、仕事がマンネリしてきたな」って方は、受験するのをオススメします!
新しい知識が身につき、普段の業務が楽しくなること間違いなしです!
というわけで、今回は以上です!
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