心電図検定3級は難しいの?学生でも合格する勉強方法

心電図検定3級は難しいの?学生でも合格する勉強方法 心電図検定

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悩む人
悩む人

医療系学生です。心電図検定3級を受験しようか悩んでます。難易度はどのくらいなんだろう。学生でも合格できるのか知りたい。おすすめの勉強法も教えてほしい。

こんな疑問を解決します。

まず、この記事の結論です。

  • 難易度は、心電図の基礎レベル
  • 実務経験のない学生でも合格は可能
  • 試験対策は、公式問題集と参考書、YouTubeのみでOK

記事の内容

  • 心電図検定3級の難易度・合格率とは?
  • 学生でも合格できる勉強方法
  • 心電図検定3級合格までの体験談

記事の信頼性

  • 大学在学中(3年次)に心電図検定3級に合格。
  • 臨床工学技士として、総合病院に勤務中。

この記事を書いている僕は、社会人3年目の臨床工学技士です。

今回は、『心電図検定3級は難しいの?学生でも合格する勉強法』というテーマで、解説していきます。

私自身、大学在学中に心電図検定3級に合格しました。

試験を受けた感想としては、6〜7割の問題は『この波形はこの疾患だ!』と教科書や参考書の通りでしたが、残りの3〜4割は、2択で悩むと言った感じでした。

ですので、参考書や問題集でしっかりと勉強すれば合格できない試験ではないと思います!

この記事では、心電図検定の難易度から合格率、試験に合格するための勉強方法まで、解説していきたいと思います。

前置きはさておきですね。

では、いきましょう( ゚д゚)

\\心電図検定に合格するなら公式問題集がオススメ//

心電図検定3級の難易度・合格率とは? 

心電図検定3級に受験するのであれば、合格したいですよね!

試験に合格するためには、まずはその試験についての情報を詳しく知りましょう!『敵を知り、己を知れば百戦危うからず』ですね!

その情報とは、下記の通りです。

  1. 難易度・問題の目安
  2. 合格率
  3. 試験概要
  4. 出題傾向

それでは、順に詳しく解説していきます!

難易度・問題の目安

心電図検定3級のレベルと問題の目安は、日本不整脈心電学会にて、下記のように述べられています。

レベル:「心電図の基礎〜中等度の判読力を有するもの(主な対象者:一般臨床医、循環器勤務メディカルプロフェッショナルなど)

問題の目安:12誘導心電図を題材として、基本的な心電図所見だけでなく、危険な不整脈や臨床現場でよく出会う不整脈の心電図の判読に関する問題なども出題されます。

日本不整脈心電学会

実際に私が受験して感じた印象は、基礎的な問題(基本的な波形)が7割ぐらい、応用問題が3割ぐらいあるかなと感じました。

しっかりと参考書と対策問題集で勉強すれば、合格が狙える試験です!

合格率

合格率は、下記の通りです。

心電図検定3級の合格率は、おおよそ75%程度です。

過去の試験の合格率は以下の通りです。

第9回(2023年度):74.8%(受験者:5898人、合格者:4410人)
第8回(2022年度):75.5%
第7回(2021年度):75.9%
第6回(2020年度):76.4%
第5回(2019年度):73.1%
第4回(2018年度):73.6%
第3回(2017年度):74.8%
第2回(2016年度):76.1%

合格率はほぼ一定ですね。そして、特別合格率が低い年はないですね!

また、心電図検定は、試験終了後に問題用紙を回収されますので、答え合わせをすることができません!

ですので、合格通知がくるまでは、自分が何点取れたか分かりません。←合格通知には、点数が記載してあります。>>実際に点数が見たい方はこちら

ですが、おそらく、その年の難易度や受験した人数で、75%前後の合格率になる点数を合格点にしているのだと思います。

合格率が低い試験ではないですね!

試験概要

心電図検定3級は、毎年1回開催されています。

毎年、12月中旬頃(土曜or日曜)に開催。

第5回(2019年度)以前は、8月下旬頃に試験が開催されていました。ですが、新型コロナウイルスの影響により、第6回(2020年度)が1月に延期となったことから、試験が冬頃に変更になりました。

また、受験資格は特にありません。

心電図に興味があれば、誰でも受検が可能。

試験会場は毎年おおよそ7会場あります。仙台、埼玉、東京、名古屋、京都、神戸、福岡など

各試験会場の座席数は限られているため、早めの申し込みをおすすめ!
>>宿泊予約はコチラが簡単!

検定料は6000円(税込)

その他の、詳しい情報は公式HPをチェック!

問題形式

心電図検定3級の問題形式は以下の通りです。

出題形式:5肢択一式のマークシート(5肢択二式も数問ある)

問題数:50問

試験時間:90分程度

50問に対して試験時間は90分ですので、1問に費やす時間はおおよそ1分程度です。

ですので、分からない問題で悩むよりも、まずは解ける問題から解いていくことが重要です!

時間配分を意識して、試験に挑もう!

時間配分に関しては、次の章で解説する勉強方法で、詳しく解説していきます!

学生でも合格できる勉強方法

それでは、続いて勉強方法について解説していきます!!

結論、合格するための勉強方法は下記の通りです!

  1. 公式問題集・参考書の購入
  2. 公式問題集で繰り返し、問題を解く。
  3. 解説で不十分な部分を参考書で補う。
  4. YouTubeで学習する。

ズバリ!基本的には、公式問題集をしっかりとマスターすることで合格が狙えます!

そして、プラスαとして、YouTubeで学習を行いましょう!

では、順に詳しく解説していきます!

公式問題集・参考書の購入

結論、心電図検定合格のためには、公式問題集と参考書の購入が必須です!

こちらがなければ、合格することができません!

公式問題集が必須な理由は、心電図検定を主宰する日本不整脈心電学会が作成した問題集だからです!

公式問題集

心電図検定を主宰する日本不整脈心電学会が出版している問題集検定試験の出題形式に準じた想定問題が掲載されており、試験の傾向や試験形式に慣れるためには必須です。

良いレビュー1

3級合格しました
レベルの印が付いているので3級相当の問題を優先的にしました。次は2級を合格したいです。

良いレビュー2

心電図検定には必携だと思います。
自分にとっては解説が少なめなので、ほかの参考書と併せて使います。

悪いレビュー

勉強にはなったけど…
実際受けたら問題の傾向がだいぶ変わっていて、問題集を100%解けても楽勝ではないかも。別に勉強はした方が応用きいていいと思います。

上記の通り、問題集をマスターすることで、合格することができます!ですが、解説が不十分であることや、応用問題も勉強した方が良いと言った声もあります!

そのため、解説を補うものとして、参考書が必須になります!また、応用問題や当日の試験を意識して学習するためにYouTubeで学習することを私はおすすめします!

では、続いておすすめの参考書について、紹介していきます。

おすすめの参考書

参考書が必要な理由は、公式問題集は、解説が不十分です!ですので、解説を補うために必要です!

私がおすすめする参考書は、2つあります!それぞれ、おすすめの理由を解説していきます!

レジデントのためのこれだけ心電図

心電図検定の合格者が最もおすすめする参考書です!

私が、おすすめする理由は下記の通りです!

  • 読みやすく、理解しやすく挫折しにくい
  • 基礎知識があれば、1〜2時間で読み終わる。
  • 心電図検定の参考書と呼ぶべき本

私も学生の頃にこの参考書を使用しました!とても理解しやすくまとめられており、読んでいて苦ではなかったです。短期間で効率的な学習をするならこの本がベストです。

購入者の方のレビューは以下の通りです!

良いレビュー1

わかりやすい!
心電図検定の参考書として、必ずといっていいほど名前があがる本。
基礎知識のある状態で読むと、一時間程度で流し読み出来てしまうほど、上手くまとめられている。
ここをどう考えるか次第だと思います。
税込み4400円はけして安くはない。
ただし、めちゃくちゃわかりやすいのはたしかです。
qRs波形、qs波形の意味等、独学でやってしまった私は、超絶基礎知識を知りませんでした。
個人的にお財布が厳しいので、税込み3000円なら星4つでした。

良いレビュー2

心電図心電図検定受けるために買いました。
内容には満足です。細かいとこまで解説があってわかりやすかったです。

悪いレビュー

特になし

皆さん、心電図検定のために購入し、とても分かりやすいとの声が上がっています。

ただ、値段が比較的高価なこととがネックなようですね。ですが、値段分の価値はあると、購入した私は思います!

『もっと値段の抑えた参考書が欲しい!』と考える方は、下記の参考書がおすすめです!

これならわかる! 心電図の読み方~モニターから12誘導まで~

心電図検定まで時間的猶予のある方基礎から詳しく学びたい方にはこちらの参考書が特におすすめです!
上記に当てはまる学生さんには特におすすめです!

私が、おすすめする理由は下記の通りです!

  • 値段が安い!
  • 心電図の基本から学べ、学生におすすめ!
  • オールカラーの図解と症例で詳しく解説されている
  • 基本波形から異常波形の見分け方まで網羅されている

私も学生の頃にこの参考書を使用し、心電図検定の勉強をしていましたが、とても分かりやすかったです!

購入者の方のレビューは以下の通りです!

良いレビュー1

このクオリティでこの値段はすごい!
心電図検定を受けようと思い参考書を探していたところ、非常に評価が高かったので、購入してみました。心電図の本は薄くても値段が高い本が多い中、こちらの本はそこそこ厚みがあり、内容も濃いのに2000円以内で購入できます。基礎からしっかり学べ、本当に心電図の理解が深まる一冊です。心電図が苦手だったり、波形の特徴をひたすら暗記しようとしている方はぜひこの本を一読してみたら良いと思います。今まで、心電図関連の参考書を何冊か買いましたが、1番わかりやすいです!もっと早くにこの本を買うべきだったと思いました。

良いレビュー2

分かりやすいです。
いくつか心電図の本を持っているが、どれも詳しく書きすぎており、余計に敷居が高く感じました。この本は分かりやすく、学ぶことが楽しくなりました。

悪いレビュー

これなら分かるっていう内容ではありませんでした。実際の現場でモニターアラームが鳴って、パッと判断・対応できるようなのを期待したのですが。

心電図をはじめから丁寧に学ぶことができる一冊ですね!

上記、2つの参考書をご紹介しました!

初学者の方には、難しい公式問題集の解説を、これらの参考書で補っていきましょう!

では、心電図検定3級の合格のための勉強方法について、次で解説していきます!

公式問題集・参考書で繰り返し、問題を解く。

結論、心電図検定3級に合格するためには、公式問題集をマスターすることが合格の鍵です!
繰り返し解いて、問題に慣れることが大切です!

公式問題集を解いていく中で、意識して欲しいことは、下記の通りです。

  • 人に説明できるレベルまで理解する。
  • 5択の選択肢を除外方式で解いていく。
  • 参考書で周辺知識を補う
  • 1問1分で解くように意識する。

公式問題集は、人に説明できるようになるまで理解しましょう!説明できるレベルになるためには、公式問題集の解説のみでは不十分ですので、しっかり参考書も活用していきましょう

そして、公式問題集を解いていく中で、意識して欲しいことは、選択肢を見て『この答えは違う!』と除外しながら解いていくことが重要です。

例えば、『PQ間隔が何mmだから、この選択肢は違う』といった感じです。このように解いていくことによって、ひっかけ問題に引っかかりにくくなります。

このような、ひっかけ問題を間違えないように、周辺知識を参考書で対策していきましょう!

また、心電図の基礎から分からない人は、参考書から読み進めた方が良いと思います!

悩む人
悩む人

僕は、基礎から分からないから参考書からやってみるよ!

そして、問題集の1周目は難しいかもしれませんが、2周目以降は、1問1分で問題が解けるように練習していきましょう!

本番の検定試験での、1問にかける時間は1分程度が目安です。

以上が、問題集を解いていく中で意識して欲しいことです!

基礎学力にもよりますが、何事も『学び始めは分からない単語や知識が多くて辛い』ですが、頑張っていきましょう!最初の1周目がしんどいです!

私が、心電図検定の学習をしていた際は、大体3周ぐらいしました!

まずは、一周終わらすことを目標にやっていきましょう!

YouTubeで学習する。(当日を意識して、1分以内に回答できるように)

それでは、続いてYouTubeの学習です。

Youtubeで学習することには下記のメリットがあります。

  • 隙間時間や移動中にスマホで学習できる。
  • 解説が分かりやすい。
  • 本番を想定して行える。

YouTubeは、移動時間などにさっと動画を見ることができるので、これが大きなメリットですね!

そして、私がおすすめするYouTubeの学習サイトさんは、「心電図検定対策講座」さんです。

こちらの動画では、症例問題が1問出題され、解く時間が1分程度あり、その後に解説があります。←本番と同じように、解答時間も1分に設定されてます。これ重要です!

この解説がとても分かりやすく、解き方から周辺知識まで解説してもらえます!無料でこのクオリティはとてもすごいです。

また、心電図検定の本番と同じように問題を解くことができる動画などもあるので、『本番前に腕試しがしたい!』という方には、おすすめです!

是非、YouTubeも活用して、心電図検定に合格できるよう頑張ってください!

それでは、最後に私の心電図検定の合格通知がくるまでの勉強時間や当日の雰囲気などを紹介します!

心電図検定3級合格までの体験談

最後に、私の心電図検定3級を受験した時の体験談をご紹介したいと思います!

受験理由と勉強時間

私は大学3年生の時に、心電図検定3級を受験しました。大学の友人に誘われたからです。

7月ぐらいから、勉強を始めました。私が受験した時は、8月が試験日でしたので、おおよそ1ヶ月ぐらいの学習時間です。一日、平均2〜3時間程度でした。

勉強時間

60〜90時間ぐらい勉強しました。

大学の図書館で、友達と勉強してました。

とりあえず、公式問題集と参考書(紹介した2つ)を買って勉強を始めました。

公式問題集を解いても、何も分からなかったので、参考書から読み進めました。

また、友人からYouTubeでの勉強を教えてもらい、それも隙間時間などに学習してました。

心電図検定当日

そんなこんなで、試験当日ですね。大阪で受験し、夜行バスで行きました。慣れない環境で一睡もできなかったです笑

会場に着くと、すごい広かったです。周りは、大学生ぐらいの人はあまり見かけなかったですね。社会人らしき人が多かったです。

会場では、公式問題集を見直している人や、DS(ゲーム)をしてる人?がいました。調べてみると、DSで心電図のゲームがあるらしいです。

ゲーム好きの方には良いかもしれませんね。

試験自体は、90分で終わりました。問題の6割ぐらいは、悩まずに解くことができました。残りの4割ぐらいは、2択で悩んだりしましたね。

そんなこんなで、試験も終わり、帰路につきました。

合格通知書

試験が終わって、秋口ぐらいに心電図検定の公式HPで、合格発表がありました。確かPDFで合格者の受験番号が書いてありました。

見事、合格すると、10月ぐらいに合格証書と心電図検定3級のバッチがもらえます!

そして、合否結果の通知の中には、自分の得点ランクが書いてあります!

私は、Cランク(30〜39点台)ですね。他の友達のランクも見せてもらったのですが、Cランクでも、試験に不合格の人もいました!

ですので、合格点は7割ぐらいを目安に考えているが良いと思います!

以上が、私の合格体験談です。参考になれば幸いです。

まとめ

今回は、『心電図検定3級は難しいの?学生でも合格する勉強法』というテーマで、解説していきました。

合格する理由は下記の通りです。

  • 難易度は、心電図の基礎レベル
  • 実務経験のない学生でも合格は可能
  • 試験対策は、公式問題集と参考書、YouTubeのみでOK

上記の通りです。

学生のうちに、心電図検定に合格することによって、就活でもアピールすることができます!就職してからも、大いに役に立つ機会が多いです!

もちろん、学業の合間に心電図の勉強する必要がありますが、国家試験対策になったりもします。

もし、心電図検定を受験する際は、公式問題集と参考書、YouTubeで勉強してみてください!

応援しています!

というわけで、今回は以上です!

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