臨床工学技士の学生です。病院実習も卒論も終わったし、国家試験に向けて本格的に勉強しようと考えています。ですが、何から勉強したら良いか分かりません。おすすめの勉強法を教えて下さい!
こんな悩みを解決します。
まずは、この記事の結論を書いておきます。
- 臨床工学技士国家試験は落とす試験ではない。
- 5年分の過去問を分野別に分けて解く。
- 工学系の問題は毎日繰り返し解く!
- 当日は落ち着いて、試験に臨む。
記事の信頼性
- 第34回(2021年)臨床工学技士国家試験に合格。
- 4年制大学の2年生時にME2種試験に合格。
- 3年生時にME1種試験に合格。
本記事の想定読者
「臨床工学技士養成校の学生の方。今から国家試験に向けて勉強を始める方。試験まで時間がなく不安な方。」
臨床工学技士国家試験は、臨床工学技士として働くために必須資格です。
せっかく病院やメーカーに内定を頂いていても、国家試験に落ちてしまうと、全部が水の泡です。
最初に言いますが、臨床工学技士の国家試験は難しくありません。国家試験の過去問5年分を理解することができれば合格できます。
結局、臨床工学技士国家試験も過去問ゲーです。←ME2種も同様です。
また、落とすための試験ではありません。最低限の知識があるか確かめる試験です。
ですが、学内模試や統一模試などで合格点に届かず、不安に思う学生の方もいると思います。
この記事では、臨床工学技士国家試験に合格するための勉強法について、解説していきます。
前置きはさておき…では、いきましょう( ・∀・)
\\まずは過去問を購入し、早めに学習を開始しましょう!!//
【2024年最新版】2023年3月に実施された国家試験問題解説集です。
【過去問が全て】臨床工学技士国家試験の勉強法
冒頭でお見せした通り、結論は下記の通りです。
- 臨床工学技士国家試験は落とす試験ではない。
- 5年分の過去問を分野別に分けて解く。
- 工学系の問題は毎日繰り返し解く!
- 当日は落ち着いて、試験に臨む。
くどいようですが、勉強法は国家試験の過去問を何度も繰り返し解くことです。
逆に言うと、国家試験の過去問を完璧に理解することができれば合格できます!!
では、順に解説していきます。
臨床工学技士国家試験は落とす試験ではない。
題の通りです。臨床工学技士国家試験は合格させるための試験です。
理由は、180問中の108点を取ると合格できるからです。6割取れれば合格できますね。
合格点に到達できれば、合格できます。
医師国家試験や看護師国家試験では、禁忌問題と言われる絶対に間違ってはいけない問題があります。
その問題に間違えると、何点であろうと不合格です。それに比べたら、臨床工学技士の国家試験は優しいですよね?
気楽にいきましょう!
でも、受験する年によって難易度も異なるじゃないか!
難しい年だと受かるか分からないよっ!
上記のように考える学生の方も多いと思います。ですが、臨床工学技士国家試験では下記のように噂されています。
合格率が低い年の翌年は、合格率が高くなる!
引用:公益社団法人 日本臨床工学技士会/調査結果/臨床工学技士合格者推移
上記のグラフでは、2020年(第33回)までの合格率の推移ですが、合格率は上下しています。
※2020年に合格率が上昇したのは、COVID-19の影響もあるかもしれません。臨床工学技士が世間に認知され、需要が増えた可能性も考えられます。
2020年以降は、下記の合格率です。
年度(第○回) | 合格率 |
---|---|
2024年(第37回) | 79.5% ↓ |
2023年(第36回) | 85.4% ↑ |
2022年(第35回) | 80.5% ↓ |
2021年(第34回) | 84.2% ↑ |
昨年(2024年)第37回国家試験の合格率は、79.5%と久しぶりに合格率が80%を切りました!
ですので、第38回(2025年)国家試験では、合格率は上昇するのではないかと予想しています。
来年受験される方は、ラッキーですね!
しかし、合格率が上がるからといって、合格点を取れなければ意味がありません。
次の章で、効率の良い過去問の勉強法を解説します!
5年分の過去問を分野別に分けて解く。
結論、5年分の過去問を解くことで、臨床工学技士の国家試験は合格できます。
どの試験も結局は過去問が全てなんです。
下記の過去問は、臨床工学技士教育施設協議会が作成した問題解説集です。ですので、解説も詳しく書かれています。
この臨床工学技士国家試験問題解説集は、毎年11月頃に発売されています。
※2024年3月に実施された分はまだ発売されていません。
\\まずは早めに過去問5年分を揃え、勉強を開始していきましょう!!//
【2024年最新版】2023年3月に実施された国家試験問題解説集です。
2022年3月に実施された国家試験問題解説集です。
2021年3月に実施された国家試験問題解説集です。
2020年3月に実施された国家試験問題解説集です。
とりあえず、上記の過去問5年分を用意してください。余裕があれば、10年、15年と範囲を広げていきましょう!←私は10年分解きました。
そして、その過去問を分野別に分けて問題を解いていきましょう!
解説本の目次の次ページに、各分野毎にまとめてあります。活用しましょう!!!
知識の定着が早く、自分の得意or苦手の分野を洗い出すことができます。
分野ごとの学習が合格率アップの秘訣です!
そして、問題集の解説を読んでも理解できない場合は、先生や友人に聞いて解決しましょう!
工学系の問題は毎日繰り返し解く!
暗記系はできるけど、「工学系の問題は苦手だよぉ〜」という学生の方も多いと思います。
まずは、毎日工学系の問題を繰り返し解き、苦手意識を減らしていきましょう!!
はじめは、国家試験の頻出問題から解いていきましょう!
数をこなすことで、自分の解ける問題が増えていくと思います!これが自信につながります。
ここで、注意です。工学系の問題で、解き方が分からない場合は、先生や同期に教えてもらいましょう!!
自分の分からない問題を聞くことは、恥ずかしいと思いますが、絶対に聞いて下さい!!
分からない問題をずっと調べるよりも、聞いた方が早く理解できます。『聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥』です。
\\頻出問題がまとめて解説されてます!//
隙間時間も勉強する
多くの学生さんは、就職活動と並行しながら、国家試験の勉強を行うと思います。
どちらも、時間をかけて行う必要がありますよね??
ですので、隙間時間も活用していきましょう!!寝る前や通学中など、勉強できる時間はあると思います。
じゃあ、どんなことをしたら良いのかと言いますと、、、
まとめノートを作成しましょう!!!
これは、苦手分野や暗記することなどをまとめたノートです。
私は、過去問を解いている際に、知らなかった単語や周辺知識などを付箋に書いてノートに貼って覚えてました。こんな感じです。
これを行うことで、効率よく学習をしていました。
そんなの作るの、めんどくさいよ。試験まで、もう時間ないよ!!!!という方は、下記の本がオススメです!!
以上が、国家試験の勉強方法になります。
まとめ
今回は、『【過去問が全て】臨床工学技士国家試験の勉強法』というテーマで解説しました!
結論は、過去問を分野別に分けて繰り返し解くです。
臨床工学技士国家試験は、難しい試験ではありません!過去問を繰り返し解くことで合格が狙えます。
また、毎年9月上旬にME2種試験があります。卒業までには合格しておきたい試験だと思います。
まだ合格していない学生さんは、国家試験前の腕試しもあるので、必ず受験をオススメします!
コチラの記事に、ME2種試験の概要や勉強法について詳しく解説しています。
興味のある方は、ぜひ合わせて読んでみて下さい!
学生の皆さんが、合格できるよう祈っています。
ですが、国家試験の合格率はおおよそ8割です。油断していると、足元を掬われます。
試験日当日まで、しっかりと学習を続けて下さい!諦めない心が、大切です。
応援しています!!!
というわけで、今回は以上です!
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