臨床工学技士です。仕事を辞めようか悩んでいます。臨床工学技士って、目指すべきじゃ無かったのかな…
そんな気持ちを抱えている方に向けて、この記事では以下を解説します。
臨床工学技士として3年目の僕も、「自分の描いていた臨床工学技士像と異なるなぁ…」と感じる場面も多々あり、同じように悩んだ経験があります。
今回は、その経験を基に解決策をお伝えします。
臨床工学技士は「やめとけ」と言われる理由
臨床工学技士が辞めたくなる背景には、次のような課題があります。
それぞれ解説していきます。
1. 給料が安い
臨床工学技士の平均年収は約443万円です。
これは他の医療職(看護師508万円、薬剤師583万円など)と比較して低い水準です。
💰他の医療職との平均年収の違い
資格 年収 臨床工学技士 443.3万円 看護師 508.1万円 臨床検査技師 508.9万円 診療放射線技師 543.7万円 薬剤師 583.4万円 引用:厚生労働省jobtag
同じ国家資格でも給料に大きな差があります。
もうちょっと、給料欲しいですよね
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2. 夜勤や当直の負担が大きい
夜勤や緊急呼び出しのある職場では、生活リズムが乱れがちになります。
手当等は出ますが、やはりそれでも体力的な辛さが蓄積します。
負担が大きすぎてしんどい!という方の解決策はコチラです。
転職については、コチラの記事がオススメです。
3. 業務がルーチン化している
特に透析業務では、毎日同じ作業の繰り返しになりやすいです。
これが原因で「やりがいを感じられない」と思う人も少なくありません。
例)透析患者1人に対する業務
回路組む→プライミング→穿刺→4時間患者観察→返血・止血
もちろん、透析業務は突き詰めるほど奥が深いので、僕は「やりがい」を感じて働いています。
4. 将来性への不安
臨床工学技士には独占業務がありません。
今後、医療の技術が進み、業務が自動化される可能性もあります。
臨床工学技士の将来性については、コチラの記事で詳しく解説しています。
5. 希望する業務ができない
臨床工学技士の多くは透析業務につきます。その結果、希望の業務ができないことがあります。
ある大学病院では、業務ごとに専任が決まっており、希望の業務ができないそうです。
また、透析のクリニックでは透析業務以外できないですもんね。
これらは転職することで改善可能ですが、なかなか重い腰が上がらないですよね。
転職については、コチラの記事がオススメです。
辞めずに楽しく働くための3つのステップ
仕事を辞める前に、以下のステップを試してみてください。
自分の機嫌をとりながら、モチベーション高く働けるはずです。
1. 毎日、小さな目標を設定する
日々の業務に目標を設定し、達成感を得ることで、仕事へのやる気が向上します。
これらの目標を達成すると、「自分も成長している」と感じられるようになります。
小さな成功体験を積み重ねることで、やがて大きな自信につながっていきます。
💡 工夫ポイント:目標を可視化する
目標を書き出して目に見える場所に置いたり、達成したらチェックを入れるなどして「成長を実感できる仕組み」を作ると効果的です。
2. 信頼関係を築く
患者さんやスタッフとの信頼関係が深まると、日々の業務にやりがいや安心感が生まれます。
💡 信頼がもたらす効果
信頼が深まると、職場内での協力やフォローが得やすくなり、働きやすさが向上します。
3. スキルアップを目指す
学び続けることで仕事の幅が広がり、やりがいや楽しさが増していきます。
また、学びを続けることで、自分の価値も高めることができます。
💡 スキルアップの長所
学びを深めることで、「もっとこの分野に貢献したい」と感じるようになり、働く意欲が高まります。
それでも辛い時は転職も視野に
どうしても現状が改善できない場合は、無理をせず転職を検討することも大切です。
仕事が辛いと感じ続ける状態では、心身に大きな負担がかかり、健康を損なうリスクがあります。
臨床工学技士の仕事は、透析業務、手術室での機器管理、生命維持装置の操作など多岐にわたります。
そのため、自分の興味やスキルを活かせる職場は必ず存在します。
例えば、透析中心のクリニックから心臓カテーテル業務に力を入れている病院へ転職することで、やりがいを見つけるケースも少なくありません。
また、夜勤がない職場や、給与水準が高い職場への移動を目指すことも可能です。転職活動を進める際には、転職サイトやエージェントを活用するのがおすすめです。
自分では見つけにくい非公開求人に出会える可能性があり、キャリアアドバイザーの助けを借りれば、希望条件に合った職場探しがスムーズに進みます。
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無理に今の職場に留まる必要はありません。自分に合った環境で働くことが、キャリアを充実させる第一歩です。
まとめ
今回は、「臨床工学技士はやめとけ?辞める前に知っておくべき5つの事実と解決策」というテーマで解説しました。
臨床工学技士の仕事は、確かに厳しく、辛い面もあります。しかし、辞める前にできることはたくさんあります。
これらを行なっても現状が改善できそうになければ、無理をせず転職を視野に入れることも大切です。
実際に僕も転職をして、ライフワークバランスが豊かになりましたよ。
この記事が、あなたの悩み解決の一助になれば幸いです。あなたの人生がより充実したものになるよう、応援しています!
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