悩む人体外循環技術認定士を受験しようと考えています！
受験の流れやオススメの参考書・問題集などがあれば知りたいです！
こんな疑問を解決します。
まず、この記事の結論です。
- 試験の受験までに最低3年かかる！
- 合格率は7〜9割と比較的高い！
- 参考書・テキストを活用して合格を目指そう！
- スキルアップ・給料UPに繋がる可能性大！
この記事は、現役臨床工学技士の私と、体外循環技術認定士合格者の知人が、ネットの情報も活用しながら作成しています。
今回は、『体外循環技術認定士の勉強法を徹底解説！！合格に向けた教材選びからスケジュール管理までの完全ガイド』というテーマで、解説していきます。
対外循環技術認定士は試験を受験するまでに、長ーい時間がかかります。
また、決して簡単と言える試験ではありません。ですが、しっかりと参考書やテキストを活用すれば、合格が狙える試験です！！
本記事では、体外循環技術認定士の合格に向けた勉強法など、お得な情報を解説します！
体外循環技術認定士とは
体外循環技術認定士は、人工心肺装置を適切に操作するための高度な知識と技術を証明する資格です！！
試験は筆記試験と面接試験で構成されており、合格するためには計画的な学習が必要です。
また、試験を受験するまでに人工心肺操作の症例数や研修会に参加し、ポイントを稼ぐ必要があります！
たっぷろ受験までの道のりは長いですよ〜
これから詳しく解説していくので、一緒に見ていきましょう！！！
※実際に受験される際は、必ず日本人口臓器学会で詳細を確認して申し込んで下さい！
＞＞日本臓器学会/ホーム/技術認定士/体外循環技術認定士
試験概要
体外循環技術認定士認定試験は「医師の指示のもとで行う人工心肺等の体外循環装置を操作するための技術を有する能力」を認定するものです！
また、この試験は日本人工臓器学会、日本胸部外科学会、日本心臓血管外科学会、日本体外循環技術医学会の 4 学会共催（4 学会合同認定委員会）で行うこととなっています！
受験資格
受験資格は、下記のとおりです。
- 日本人工臓器学会および日本体外循環技術医学会の正会員であること。
- 心臓血管外科専門医認定機構が認定する施設（関連・協力施設を含む）において、体外循環に関する経験が下記の年数（免許交付日からの経験年数）を満たす者であること。常勤あるいは常勤に準じるものとする。
① 医師（心臓血管麻酔専門医・心臓血管外科専門医）/経験 1 年以上
② 医師/経験 3 年以上
③ 臨床工学技士/経験 3 年以上
④ 看護師/経験 3 年以上
⑤ 准看護師（高校卒業）/経験 4 年以上
⑥ 准看護師（中学卒業）/経験 5 年以上 - 日本体外循環技術医学会教育セミナーカリキュラムを履修し、所定の単位を取得した者
- 日本人工臓器学会教育セミナーを 1 回以上受講した者
- 4.とは別に認定委員会が定めた研修を実施し 10 ポイント以上の単位を取得した者（申請ホ
ームページ内にある体外循環技術認定士認定ポイント対象研修を参照のこと。） - 30 症例以上の体外循環の操作経験がある者（＊注 4）
※注４ 症例提示として認められる該当者は 1 症例あたり人工心肺の体外循環記録筆頭者である主操作者 1 名のみ（これに該当しない場合には原則として受験申請の時点で理由書を提出の上で承認の可否に関する審査を受けることとする）とする（記録中の申請者名を必ず○で囲むこと）。ECMO/PCPS 症例の経験は含まないものとする。患者氏名や ID 等の個人を特定される可能性のある情報は提出時に必ず削除すること。本規定に該当しない症例提示は原則認められないが、特段の事情がある場合に限り、受験申請前に申請があれば認定委員会において審議を行う。申請書提出後においては事情に関わらず原則本規定に従って症例提示の適否を判定するものとする。
※注５ 「人工心肺」使用症例の経験とは別に ECMO/PCPS 症例 3 例以上の経験を提示することを推奨する。経験の内容，体外循環記録における記名の有無は問わない。本症例提示については必須ではないことを付記する。
日本体外循環技術医学会教育セミナーカリキュラム
e-ラーニングと実技があります。e-ラーニングは年２回（5〜6月、8〜9月）行っています。
また、e-ラーニングですが、１年次、2年次、3年次とカリキュラムが年ごとに組まれており、最試験を受験するまでに最低でも３年はかかります。
受験を決意したら、早めに行動する必要があります！
また、実技セミナーも座席に限りがあるので早めに申し込みましょう！
教育セミナー開催の情報はJaSECTのHPで確認できます。
コチラからどうぞ＞＞JaSECT/教育セミナー
日本人工臓器学会教育セミナー
毎年8〜9月ぐらいに配信されています。
詳しくは学会HPで確認して下さい。
＞＞日本人工臓器学会教育セミナーの詳細
日本人工臓器学会教育セミナー以外の認定委員会が定めた研修の実施
コチラは、JaSECTのHPで確認できます。
＞＞第３８回体外循環技術認定⼠認定試験及び2024年度更新⽤/4学会合同体外循環技術認定⼠認定委員会認定ポイント⼀覧
体外循環技術認定士を受験する際には、10ポイント必要です。
たっぷろ長い道のりですが、頑張りましょう！
試験日・試験会場・受験料
※2024年度の試験は終了しました！
2025年度の試験の詳細は、2025年4月頃に日本臓器学会で掲載される予定です！！
詳細はコチラ＞＞日本臓器学会/ホーム/技術認定士/体外循環技術認定士
試験日 ：2024 年９月 16 日（月・祝）
筆答試験：10：30～12：30 （予定）
※来場時間については、確定後受験者には受験票をもって通知することとする。
会 場 ：早稲田大学 理工学術院
〒169-8555 東京都新宿区大久保 3 丁目 4-1
※集合場所については、確定後受験者には受験票をもって通知することとする。
受験料：15,244 円（試験料 15,000 円，郵送料 244 円）
問題形式
試験の問題形式は、筆記試験（120分）と口頭試験（20分）です。
・問題形式：五者択一
・試験時間：120分
・問題数：100問
出題範囲
出題範囲は公表されていませんが、JaSECT教育セミナーのテキストからよく出ます。
また、Xで受験された方の最新の情報もありましたので、紹介させていただきます。
Xでの体外循環技術認定士の最新情報
この方の情報によると、「最新 人工心肺［第6版］―理論と実際―」からも多く出題されたそうです。
この本は、日本人口臓器学会（体外循環技術認定士の主催学会の一つ）でも紹介されています。
体外循環技術認定士の難易度・合格率とは
体外循環技術認定士の難易度や合格率は、公表されておりません。
しかし、合格率は7〜９割との噂があります。
おそらくこれは、体外技術認定士は受験するまでの道のりが長く、臨床やセミナーなどですでに知識が身についてる方が多いからだと思います！！
自身を持って受験するべきですね！
合格発表は、毎年11月頃に発表されています。
体外循環技術認定士の勉強法
体外循環技術認定士の試験の過去問はありません。
ですので、問題集や参考書を活用して合格を目指しましょう！
たっぷろ参考書や教育セミナーのテキストを隅々まで覚えましょう！
オススメの参考書
オススメの参考書はコチラです。
特に、「最新 人工心肺 -理論と実際-」と「教育セミナーのテキスト」は学習必須です。
- 最新 人工心肺 -理論と実際-
- 教育セミナーのテキスト
- 人工心肺における安全装置設置基準に関する勧告
- 補助循環（ECMO）の安全管理基準（第二版）に関する勧告
最新 人工心肺 -理論と実際-
・日本人口臓器学会（体外循環技術認定士の主催学会の一つ）で紹介されている！
・体外循環技術認定士の参考書として必須！
・初学者でも基礎から学習できる！
わかりやすい
初めて人工心肺について勉強した初学者（医師）です。
人工心肺についての理解が深まりました。
丁寧に説明されていて厚みはそこまでないので、何度でも読み直せます。
章末問題が理解の助けになっています。
体外循環士の方が人工心肺操作中にどういう風に考えているのかが分かり、チーム医療を行っていく上でためになると思われます。
この参考書は、日本人口臓器学会（体外循環技術認定士の主催学会の一つ）でも紹介されています！
多くの方が、こちらのテキストで学習されています。
人工心肺を学びたての方でも理解できる一冊です。
私が学生の時でも、理解して学習することができました！
ちなみに、最近（2024年）に第6版が発売されました。
セミナーや学会の資料を参考にする
・教育セミナーのテキスト
教育セミナーに参加すると、テキストがもらえます。
先ほど、紹介した「最新 人工心肺 -理論と実際-」と同じく、体外循環技術認定士に合格するためには学習必須です！
・人工心肺における安全装置設置基準に関する勧告
JaSECTのHPで人工心肺における安全装置設置基準に関する勧告で確認できます。
JaSECTで確認する>>JaSECT/安全性情報/人工心肺における安全装置設置基準に関する勧告
たっぷろ必須推奨分類など把握しておきましょう！
・補助循環（ECMO）の安全管理基準（第二版）に関する勧告
補助循環（ECMO）についても、確認しておきましょう！
JaSECTで確認する>>JaSECT/安全性情報/補助循環（ECMO）の安全管理基準（第二版）に関する勧告
IMPELLAの基礎から学びたい方には、コチラの参考書がオススメです。
これらの参考書を組み合わせて学習することで、合格が狙えます！！
体外循環技術認定士を取得するメリットとは？
体外循環技術認定士は取得するとメリットがあるのか？？疑問に思われる方も多いと思います！！
結論、施設によっては手当がついたりもしますし、転職の際も重宝されることも多いです！！
理由は、体外循環技術認定士が下記の認定施設の必要条件に加えられているからです！
| 認定施設一覧 | 認定条件 |
|---|---|
| ⼼臓⾎管外科専⾨医認定機構認定修練施設 | 臨床工学技士が2名以上常勤しており、うち1名以上は、体外循環技術認定士であること。 |
| 植込型補助人工心臓管理施 | 人工心臓管理技術認定士あるいは体外循環技術認定士が 1 名以上いる。 |
| Impella実施施設認定 | 体外循環技術認定士または人工心臓管理技術認定士2名を含む3名以上の臨床工学技士の在籍があること。 |
このように、施設の認定条件に体外循環技術認定士が加えられており、必要性はかなり高いです！
臨床工学技士の他の認定資格よりも資格の希少価値と言えます！
まとめ
今回は、「体外循環技術認定士の勉強法を徹底解説！！合格に向けた教材選びからスケジュール管理までの完全ガイド」というテーマで解説しました！
- 試験の受験までに最低3年かかる！
- 合格率は7〜9割と比較的高い！
- 参考書・テキストを活用して合格を目指そう！
- スキルアップ・給料UPに繋がる可能性大！
体外循環技術認定士の試験に合格するためには、まず症例数やセミナーの参加など受験までの道のりが長いです。
ですが、合格するメリットは大きく、スキルアップ・給料アップにつながります！
適切な参考書やテキストを活用し、学習のスケジュールを立てて、アウトプットを意識した学習を行うことで、確実に合格へと近づきます！
効率的な勉強法を実践し、試験合格を目指しましょう！！
このサイトでは、医療従事者のスキルアップ、給料アップに役立つ資格について解説しています！！
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